2007年10月26日

推敲

昔々、中国のある若い詩人が道を歩きながら考え事をしていた。
自分の詩に「僧推月下門」(僧は推す月下の門)というフレーズがあるのだが・・・
「僧敲月下門」(僧は敲く月下の門)に変えた方が良いような・・・
どうしよう・・・「推す(おす)」か?「敲く(たたく)」か?
あまりこの考え事に熱中するあまり、周囲に注意が払えなくなっていた彼は、
まずいことにある行列に突き当たってしまう。
どうやら高級官僚の行列らしく、
随行していた役人達は詩人の無礼を激しくとがめた・・・・・
「しまった!」・・・と・・・そのとき
「どうしたのじゃ?」行列の主人の高級官僚が乗り物をおりてやってきた・・・
「実は・・・」と詩人は考え事のことをうち明ける・・・
官僚は・・・
「うん・・なかなか良い詩じゃ、その部分は「敲く」の方がよいじゃろう。
これからも努力して立派な詩を作るがよい・・」
実は官僚は詩人としても当代随一と言われた韓愈であった。
この故事から「推敲」という言葉が生まれたそうだ。

さて、私は仕事上の文書作成でもこの日記を書くときでも、「下書き」や
「見直し」をしない。
大筋の意味が通じればいいや・・とか、誤字や脱字があっても
ちょっと考えればわかるし・・・・などと本気で思っている。
なんとも無責任な人間なのだ。
この日記を読んで下さっている人なら・・・
「誤字脱字」「文脈の不整合」「漢字変換ミス」が多いのは
すでにお気づきかも知れない。
文章に「・・・・・」が多いのも、思いついたことをそのまま書いていて、
一瞬何を書いていいかわからなくなったときや、文章のつながりが
うまくいかずごまかすときに「・・・・」を使っているせいである。
たまには「推敲」を重ねて立派な文章を書いてみたいものだが・・・





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タグ:韓愈 推敲
posted by 上野守 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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