2007年06月27日

呼びかけ・・・・

以前意見の合わない同僚がいて、よく議論になった。
基本的に考え方が違うのだから適当に妥協しようと考えても・・・
相手は理想追求型だから、なかなか議論が終わらない。
自分の意見を主張するのも、理想のため妥協を拒むのも
まあ、良しとしよう。
(もともと議論している内容もたいした重要問題でなかったりして・・・!?)

ただ、気になるのがその人の話す態度だ・・・・
気分が高揚してくると、相手(この場合私)を指さしながら・・・・
「あなたの考えは・・・・」「あなたはいつも・・・・」
「あなたはそういう人だ・・・・」
・・・・となる。
人を指さしながら話すなど失礼なこと・・・と認識していたが、違うかな??
もう一つ「あなた」という呼びかけ・・・・
これが意外に気分が悪い・・・・・・
「あなた」・・・・もとは丁寧に相手を呼ぶ言い方のだろうが
現在ではあまり良い気がしない。
「君」などもそうだが相手を呼びかける言葉は
もともとは尊称であったものが時代とともに「地位」下がってくるもの
なのだそうだ・・・
逆に、自分自身の呼び方例えば「私」「僕」などは、
もともとへりくだった意味だったものが次第に「地位」が上がって
くるらしい。
「ばくはね〜きみ〜・・・」などと主従が入れ替わってしまう。

そういえば
何年か前(当時)社会党の土井たか子氏が衆議院議長になった際
それまで議長が議員を「〜君」と呼んでいたのを、
「〜さん」に改めて、ちょっと話題になったっけ・・・・

ちょっと堅い話になって、私の日記らしくないので・・・・
どこかで聞きかじった、受け売りのネタをひとつ

相手を呼びかける言葉の地位が下がるのは外国語にもあるらしく・・・
ドイツ語のフロイライン・・・・などもそうらしい。
フロイラインはもともとは「お嬢様」という尊称だったが、
現在ではふつうに女の子をさす呼び名である。
それどころかレストランなどで店の従業員の「おばさん」に呼びかける
時などにもつかうらしい・・・・
さてネタは・・・・
日本のある一流大学でドイツ語の講読がおこなわれている・・・
読んでいるのは有名なゲーテのファウストである。

悪魔の力で若返ったファウスト博士は、
お目当てのグレートヒェンに声をかける。
「フロイライン! お家までお送りしましょう。」
するとグレートヒェンは
「私はフロイラインなんかじゃありませんわ・・・」
と答える。

ある学生にここを訳す番が回ってきた・・・・
グレートヒェンは17才の町娘
時代は中世である
「私は、お嬢様なんかじゃない」と答えているのであるが・・・

現在のフロイラインは単なる「女の子」のことであるから
そのまま訳すと
「私は女の子ではありません」・・・となって明らかに矛盾がある
出来の悪い学生ならそのまま上のように訳して、一同の失笑を買うところだが
さすがは一流大学の学生、躊躇しつつも適切な訳をひねり出そうと
必死に知恵を絞った・・・・
彼の訳は
「私は、処女ではありません」
だったとのこと・・・・
posted by 上野守 at 20:52| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする